当院で可能な検査


経鼻内視鏡検査

どんな検査?

鼻からスコープを挿入して食道、胃、十二指腸など、上部消化管のあらゆる器官の病気(がん・ポリープ・潰瘍・炎症・静脈瘤など)を発見できる検査です。 その際に組織を採取して調べる、生検を行うこともできます。 鼻から挿入するためスコープが舌のつけ根に触れることがなく、いわゆる「オエッ」という嘔吐感や窒息感がほとんどないのが特徴です。

鼻腔内には麻酔剤を塗布するため鼻の痛みもなく、リラックスして検査を受けていただけます。検査中に会話も可能ですので、 ご自分の胃の映像をご覧いただきながら、疑問点など遠慮なくご質問ください。

鼻の穴の小さい方や鼻血の出やすい方は、口からの経口内視鏡へ切り替える可能性があります。

検査前はどのように過ごせばいいの?

検査前日の午後9時以降は飲食を控えてください。水分は適度にとっていただいてかまいませんが、水以外は飲まないでください。 就寝前に薬の服用が必要な場合は、服用いただいてかまいません。検査当日は薬の服用、タバコの服用もお控えください。

検査後は普通に過ごせるの?

検査後の診察が終わったら、車を運転して帰ることも可能です。 検査後約30分はまだ麻酔が効いていますので、飲食やタバコの服用を控えてください。 お腹が張った感じが残る場合がありますが、ゲップやガス(おなら)として体外に出ればおさまります。 ただし検査後、下血や腹痛が生じましたら、すぐに病院にご連絡ください。

危険性はないの?

局所麻酔によるアレルギー反応・気分不良・誤嚥(による肺炎)などが起こりえます。内視鏡の接触による、痛み・はれ・出血なども起こりえますが、 大出血を起こすことはまれです。(五万分の一の確率と言われています。)

その他、検査で起こりえる危険については検査前にあらためてご説明いたします。内容にご同意いただけた場合のみ検査を行っています。

睡眠時無呼吸検査

どんな検査?

まずはご自宅で簡単にできる無呼吸の検査器具を持ち帰りいただき、下のイラストのように手の指や鼻の下に小さなセンサーを一晩装着していただく、簡易検査を行います。 センサーの装着方法や機械の操作方法は事前の診察時にご説明します。この検査では無呼吸の有無とその頻度を調べることができます。

簡易検査ではどんなことに注意したらいいの?

十分な情報を得るために、睡眠時間は少なくとも4時間以上おとりください。また、いつもと同じ状態で測定することが望ましいため、 普段お酒、お薬をお飲みになる方は普段通りお飲みください。